青梅S Archive
[青梅S]竣工
青梅S邸が竣工しました。
竣工した物件を見る機会というのは「僕たちの仕事は何の為だったか」ということを知る機会でもあるように思う。時には金物検査以来見ることがかなわない物件もあり、そうした物件の設計経験と言うのはやっぱりどこか中途半端であって、竣工したものを見るとひとつの行為がきちんと終わる、という気がしている。
さて、このS-houseはほぼ正方形のプランの外周に耐震壁を設け、ほとんどの地震力は外周で負担している。2階の真ん中には端から端まで廊下が有り、その両側にある室とは本棚によって隔てられている。この床面の荷重を他の居室に比べて大きくとった上、1F天井はフラットでありながら2F床は廊下のレベルを下げるという操作をする為に2F廊下のみ梁成を抑えている。2F廊下は長軸方向の大きな梁(本棚と同軸)と外周の胴差で囲まれているが、片側が階段であるため床が無い=水平力が伝達しないことと、この部分の想定している荷重が大きいことから1Fの中央に壁を一部設けている。結果的にこの1F中央の壁は階段の納まりや間接的な空間分節に一役買っている。
[S-house]
敷地面積 92.40㎡
建築面積 51.27㎡
延床面積 100.80㎡
規模・構造 木造二階建
設計・監理 伊藤暁+安藤僚子+MS4D(担当:中尾亜弥)
構造設計 ASD 田畠隆志、田畑孝幸
施工 諫早建設
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