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岐阜へ
名古屋のプロジェクトがついに現場へ。
3/18にプレカット打合せのため名古屋へ向かう。
名古屋駅から車で...とは聞いていたが、走ること2時間強。
着いたのは小川せせらぎ空気の美味い、そして懐かしい雰囲気の場所。
そこに木材加工場があった。
きっと知る人ぞ知る会社なのであろうが、どうも人に教えたくないくらい素敵な会社であったので社名は伏せる。このプロジェクトの施工過程を書くうちにどっかで書くとは思うけれど。いまのところは。
このプロジェクトでは、形状的に工夫の効かない、というか隠しようのないシンプルさというか、平たく言えば力技な部分があって、そこをどうするかが唯一の問題と言ってもいい。
それについては設計サイドで回答を用意して図面化したわけだが、それを作る際に幅13m,高さ8mのパネルを製作して、クレーンでえいっ!と吊り込んで設置するというのがとても合理的に思えるのだけれど、僕の拙い経験上で言えば「そんなの無理です」と言われるのがオチ。という読みが先行した図面であった。しかしいい意味で裏切られ、まさに「パネル化して吊りこめばいいじゃないですか」「できるんですか?」「できますよ。それが一番いいでしょう。」という会話があって、もうこれだけで岐阜の山中だろうが地球の裏側だろうが来た甲斐があるというもの。
※実際に上記サイズでは陸送できないと思われるのでいくつかに分割して製作し運搬することになるのだろう
この興奮と喜びを書いておきたくて久しぶりのブログ更新。
早く現場が始まって欲しいところだが、建築の現場にも地震の影響はある。
目下、板ものが全くと言っていいほど入手できない状況のようだ。
2x4工法に取っては致命的。
念のため書いておくけれど、被災地の仮設住宅が最優先であることに異論はない。
一日も早い復興を願ってやみません。
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WE HAVE MOVED.
- 2010年5月10日 20:20
- news
拝啓 時下ますますご清栄の御事とお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。
このたび下記の通り移転しましたのでご案内申し上げます。
何卒今後とも変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
敬具
2010年5月吉日
新住所:
〒231-0063
横浜市中区花咲町1-46-1
GSプラザ桜木町703
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秩父へ
晴天の秩父へ。
昨年、お手伝いさせて頂いた伝統木造の現場を見せていただく。
金物で接合部を補強する、いわゆる在来木造とは使用する木材の量がぜんぜん違う。
金物の無いフレームと言うのはちょっと気持ちよい物でもある。
水平力に抵抗する要素は主に、貫、足固め、桁固め、で全体としては柱や貫の曲げ抵抗によって成立している。その分、柱の断面は大きく、大黒柱は尺角(設計は八寸角)。
金物が無い、ってあたりはある意味でエコ。
でも木材量が多いからエコともいえないか。
長瀞に立ち寄り、もう1件曲げ抵抗モデルな住宅を見せていただき、刻み場も見せて頂いて帰路。
とにかく暑い一日だった。32度。
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KEKERE山荘
別荘改修案件で山中湖へ。
建築家の清水さん(MS4D)と現地、というかお昼を食べるために渡辺うどんで合流。
"通の食べ方"というのを教えてもらい、温かいうどん→冷やしうどんと2杯頂く。
斬新かつ美味い。
本題の解体中の物件では設計時の図面にあるものが実際にはなかったりして、その場で作戦会議。気温は4度。吐く息は白い。しかし基礎コンクリートも木造のフレームも思ったより綺麗だったのは救いで、対応策を概ね決めて現場を後に。
清水さんにMS4D山荘やその他いろいろ見せて頂いて帰路に着く。
そういえば現場付近はまだ桜が咲いていた。
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9年目
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関東学院大学 建築学科・建築展
主に確定申告のおかけでなかなか忙しい日々だった。今日でそれもひと段落な気分。
今日は非常勤でお世話になっている母校、関東学院大学建築学科の建築展初日。
この時期、多くの大学で卒業設計展を開催するが、関東学院のそれはちょっと違っていて、1年生から大学院2年生までの今年度実施された設計課題の優秀作品を一同に展示する。
さらに、OB枠と言うのがあって、主に独立して活動しているOBたちが展示を行う。
で、今年もお誘いいただいたので出展させていただいた。
今年の出展作品は現在、南青山で施工中の共同住宅。構造は壁式鉄筋コンクリート造という形式で、簡単に言うと柱・梁のような線で構成されるものではなく、壁という面で構成される形式。これの構造解析をする時には壁をひとつの平板で捉えず、細かく分割された状態で考える。そうして得た結果は同一の壁面内の力の流れがグラデーションで可視化されるわけです。
どんな形にどのように力が流れるかを読むと言うのが我々構造家の仕事においては重要で、これを表現した模型を展示することとした。
学生たちがこう言うのを見て少しでも構造設計に興味をもってくれたらいいな。
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[南青山F]配筋検査03
南青山の配筋検査第3回。
前回の是正も確認しつつ、主に梁配筋の確認。
逆梁なので面倒掛けているが計画上致し方無し。
壁の少なさと梁成の小ささから、今後の設計においてひとつの指針になりそうな気がする。
工夫なくしてはこれ以上梁を小さく/壁を少なくできない。
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